慣れてくると麻雀を舐める人が出てきます。それが一時的なものであればよいのですが、こじらせると負けが続いた時に訳が分からなくなり、麻雀を嫌いになる可能性があります。そうなる前に実践すべきことは、負けたら一度初心者向けのハウツーに戻ることです。初心者向けであるが故に単純で勝ちに繋がらないと思われがちですが、そこから学ぶべきことは必ず存在します。ほとんどのプレーヤーは天才ではありませんから、どんなに慣れても正確な速度を算出することはできません。例えば2シャンテン以下の手牌であれば、初心者でなくても速度を0としてよいのです。特に、何故負け続けているのか分からない時は、攻撃の型を単純化した方が却って上手くいくものです。分かりやすく言えば、素人なりの印象で判断するのも一つの策なのです。実はこうした人間的な策略は、意外にもAIの学習法に通じるものがあります。AIは最初に最適解がインプットされているわけではなく、実戦を繰り返す中で徐々にメソッドを形成していくのが特徴です。麻雀のプレーヤーも麻雀を楽しみながら同時に負けを重ねて学習していくものです。ところで手牌の速度についてはシャンテン数が基本であると考えられますが、それは絶対評価を前提としたものであり、より有効な評価である相対評価も組み入れて算出することが大切です。つまり相手の手牌とのバランスの内に攻撃タイミングを考える必要があります。例えば相手がテンパイしないことが分かっているのであれば、自陣の手牌のシャンテン数を考えても仕方がありません。何故なら相手が上がらなければ、自分がダメージを食らうことは無いからです。